2003/04/29
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CONTENTS
●イトヨとは、どんな魚?
●イトヨの生態
●イトヨが北会津地区で観察できる場所
●イトヨとは、どんな魚?
イトヨは、トビウオ科に属し、ハリウオ(全国各地)、ハリサバ(石川県)、トゲチョ(福島県会津地方)などと呼ばれており、降海型と陸封型が存在します。陸封型の体はややずんぐりしており、暗色の雲状斑があらわれます。また、背側の独立棘が4本のものや鱗板が途中から途切れるものも見られます。また、分布している地域は、陸封型は本州では福島県会津盆地、福井県大野盆地など内陸部の湧水地に分布が限られています。
陸封型は各地で、天然記念物に指定され、会津若松市北会津地区の白山沼に生息しているイトヨも県指定の天然記念物となっています。
イトヨ大分析!
|
番号 |
名前 |
番号 |
名前 |
番号 |
名前 |
1 |
上あご |
2 |
口 |
3 |
下あご |
4 |
鼻あな |
5 |
目 |
6 |
えらぶた |
7 |
胸びら |
8 |
背とげ |
9 |
腹びれ |
10 |
無名骨 |
11 |
うろこ |
12 |
背びれ |
13 |
しりびれ |
14 |
尾びれ |
陸封型と海生型の違い
| 福島県喜多方市、会津盆地産=陸封型 |
| 新潟県松浜町、阿賀野川河口産=海産型 |
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●イトヨの生態
イトヨは2月下旬頃から河川に遡上し始め、小川や水田の溝などにすみつきます。典型的な肉食性で、水生昆虫や小型の甲殻類などを餌にして、生き餌を好み、15度前後の水温を好むので飼育はむずかしいものがあります。
産卵期は北陸地方で4~5月、陸封型あるいは北海道のものは9月頃のものもいます。
雄は流れのゆるやかな砂泥底に営巣のためのなわばりを確保し、そこにすりばち状の小さなくぼみをつくり、水草の繊維などを口にくわえて巣をつくっていきます。雌はその巣に卵を産みつけ、雄はふ化するまで卵を保護します。
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●イトヨが北会津地区で観察できる場所
近年の水質汚染や湧水の水量激減などで、地区内でイトヨ(トゲチョ)を観察できるのは、白山沼(白山)と無頭清水(今和泉)の2ヶ所だけとなってしまいました。
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引用:広報きたあいづより
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